【第10回】 誓春凱歌の花を爛漫と (2017.5.28)

わが女子部の友が「凱歌の花」の拡大月間と掲げて、はつらつと前進している。
創価の太陽・婦人部と共に、幸福と友情の対話を明るく賢く織り成す姿を、御本仏がいかばかりお喜びくださることか。
「乙御前は、さぞかし成長されたことでしょう。どんなに聡明になられたことでしょうか」(御書1222ページ、通解)。
健気な母娘を慈しまれた御聖訓は、華陽姉妹への仰せとも拝される。
広宣流布の誓いに走る青春は苦労も多い。しかし、尽きせぬ充実がある。歓喜がある。希望がある。
60年前の夏、大阪事件の直後に、私は東京の下町・荒川で人情あふれる同志と一緒に、新たな民衆勝利の波を起こしていった。
その折、座談会場のお宅の乙女からの質問に答え、「妙法のジャンヌ・ダルクたれ!」と呼び掛けたことも懐かしい。
創価のジャンヌたちは、まさに善意と慈愛と優しい心で悩める友を励まし、社会の只中で立正安国のスクラムを勇敢に広げてきた。
それは、一人一人が福智を光らせ、「心の財」を積みながら、皆で仲良く朗らかに幸の境涯を開きゆく平和の大革命といってよい。
女子部が輝けば、一家も地域も、そして未来も輝く。
法華経を耳にふれぬれば是を種として必ず仏になるなり」(同552ページ)
地涌の女性の確信の声で、あの友この友の心に、幸福凱歌の種を蒔いていただきたい。
 
「何なる世の乱れにも各各をば法華経・十羅刹・助け給へと湿れる木より火を出し乾ける土より水を儲けんが如く強盛に申すなり」(同1132ページ)
――「“まさか”が実現」の関西の戦いの中で、皆と拝した一節である。
いかなる壁が立ちはだかろうとも、題目の師子吼で祈り抜き、祈り切り、大胆に一歩を踏み出すことだ。
そこに、無量の智慧を発揮し、不可能を可能にする道が必ず開かれる。
戸田先生が青年に示された逆転勝利の鉄則がある。
「真剣に祈れば智慧が湧く」「行き詰まった時が勝負だ」「大変な所へ真っ先に行け」
 
全国を牽引する関西青年部の大行進も頼もしい。
今日(28日)は、大阪、京都、和歌山で意気軒高に青年大会が行われる。
さらに来週は福井、再来週は滋賀で予定されている。
「負けたらあかん!」
常勝後継の若人たちの輝く誓春乱舞を、尊き関西の父母たちと、私は何よりうれしく見守っている。