池田大作先生が贈る 青春勝利の大道 第22回 希望の経典 御書と共に

第22回   希望の経典 御書と共に

一生の土台を築く研鑽を
 創価の師弟は、常に御書とともに前進する。
 思えば、私が戸田先生に初めてお会いしたのも、先生が「立正安国論」を烈々(れつれつ)と講義されている座談会であった。
 学生部の俊英たちと一緒に「御義口伝」を学び始めてからは、この8月で55年となる。御聖訓には、「法華経にそめられ奉(たてまつ)れば必ず仏になる」(御書1474ページ)と仰せである。青春時代に深く心肝(しんかん)に染めた御文は、人生勝利の土台となり、平和創造の力となる。
 御書を開けば、勇気が出る。智慧(ちえ)が湧(わ)く。希望が漲(みなぎ)る。さあ、勤行・唱題で生命力も豊かに、今日も御書を繙(ひもと)こう!
 
学んだことを語れば力に
 戸田先生は、よく言われた。「『声仏事(こえぶつじ)を為(な)す』(同708等)である。仏法で学んだことは、どしどし、声にして話しなさい。
そうすれば、どんどん身につくものです」と。
 秋の教学試験へ、求道の息吹があふれている。受験する友も、応援する先輩も、学んだこと、感動したことを語ろう!
 御書の一節でも、仏法用語でもいい。勇気の声で、
仏の智慧と確信を伝えていくことだ。それは必ずや、
自らの「心の財(たから)」となる。そして、友の悩みの闇(やみ)を明るく照らし、迷(まよ)いの暗雲(あんうん)を振り払う力となるからだ。
「哲学の宝剣」を磨(みが)き、破邪顕正(はじゃけんせい)と広布拡大の言論を!
(2017年 8月16日付 聖教新聞