青春勝利の大道 第24回 地域の希望の 一番星に

​第24回 地域の希望の 一番星に

自ら声を掛け、信頼結ぼう

 戸田先生は、新天地で挑戦を開始する青年を励(はげ)まされた。
「気負(きおう)うことはないんだよ。 みんなから好(す)かれる人となることだよ。弘法(ぐほう)といつても、そこから始まるんだ」と。

 仏法の真髄(しんずい)は「人の振舞(ふるまい)」である。明朗にして誠実な振る舞いで、自分らしく、友好と信頼の橋を築(きず)いてもらいたい。

 釈尊(しゃくそん)は、「自分のほうから先に話し掛ける人」であったと伝えられる。垣根(かきね)をつくらず、 胸襟(きょうきん)を開いて、笑顔で話し掛ける。この「開かれた対話」が、 真の仏法者の実践である。
 身近(みじ)から、伸びやかに友情を育(はぐく)もう。その一人から、人間主義の連帯が広がるのだから。


できることから挑戦を

 学会が世界的に発展したのは、なぜか——— それは地域に根ざしたからだ。地域を大切にし、地域と共に栄えてきたからだ。
 日蓮大聖人は、「主(しゅ)の御(おん)ためにも仏法の御ためにも世間(せけん)の心ねもよかりけり・もよかりけりと鎌倉の人々の口にうたわれ給へ」(御書1173ページ)と教えられた。

 "自分が今いる、この地で勝つ"と決めて、御本尊に祈り、智慧(ちえ)と力を尽(つ)くすことだ。 いずこの地域でも、青年の貢献(こうけん)は何よりも感謝される。 爽(さわ)やかな挨拶(あいさつ)を心がけ、できることから挑戦していこう!
 創価の若人(わこうど)は、愛する地域で、 はつらつと活躍を!地域の希望の一番星と輝いてくれ給え!​


(2017年 9月21日付 創価新報