青春勝利の大道 第27回 実り豊かな友好・対話の秋

第27回 ​実り豊かな友好・対話の秋 ​

心を耕し生命の花を

 文化の秋、音楽隊、鼓笛隊の友が、勇気の音律を地域に社会に広げてくれている。
 芸術やスポーツなど、多彩(たさい)な才能(さいのう)を発揮して躍動(やくどう)する若人も頼(たの)もしい。
 文化は英語で「カルチャー」。その語源は「耕(たがや)す」ことを意味する。

 民衆の心を豊かに耕(たがや)し、喜びの花を咲かせゆく文化運動の旗手こそ、地湧(じゆ)の青年だ。
 友を励まし、悩みや苦しみに挑(いど)む心の大地を耕すことも、文化の真髄(しんずい)の力である。

 御書には、「菊は、他の草が枯(か)れた後にも、なお花を咲かせるので『仙草(せんそう)(妙なる草)』といわれる」(御書1095ページ)と仰せだ。
 試練(しれん)の時こそ菊花のごとく、声明の花を凛(りん)と咲かせゆけ!

朗らかに幸の連帯広げて

 戸田先生は語られていた。「前進している人は、息吹(いぶき)がある。朗(ほが)らかだ」
「不退転(ふたいてん)の心で、朗らかに前進すれば、必ず勝利できるのである」と。
 青春には無限の未来がある。クヨクヨと後ろを振り向く必要はない。
 何があっても、良き友と語り合い、前へ進むのだ。

 今、世界で華陽姉妹(かようしまい)が仏縁(ぶつえん)を広げ、幸福の連帯を築いてくれている。何と尊(とうと)いことか。創価の乙女たちの賢(かしこ)く朗らかなスクラムこそ、乱世(らんせ)に平和と歓喜の光を送る太陽である。正しき集いは、楽しき集いだ。
 さあ、一段と仲良く楽しく、一段と明るく愉快(ゆかい)に、「創立の月」から心新たに出発しよう!


(2017年11月1日付 創価新報