【第26回】大願へ! 大きく立ち上がれ (2018.2.16)


記録的な豪雪の福井、石川、富山をはじめ新潟、そして東北、北海道など各地の友の無事安穏を日々、祈っております。
特に、聖教新聞の配達をしてくださる尊き無冠の友の皆さまのご苦労はいかばかりか。
どうか、絶対に無理をされず、くれぐれも安全最優先でお願いします。
大切な大切な皆さまとご家族に、私も一生懸命、題目を送っております。
 
御本仏・日蓮大聖人の御聖誕の日を、男女青年部を先頭に地涌の拡大の息吹の中で迎えることができた。
同じく2月を誕生月とする戸田先生は、よく「文段」の「我等、妙法の力用に依って即蓮祖大聖人と顕るるなり」の一節を拝し、言われた。
「この御本尊と大聖人と自分とが区別がないと信じ、感謝を込めて誓願の題目を唱えてごらん! 
そこに、大宇宙のリズムと我がリズムが調和して、偉大な生命力が涌現してくるんだよ」
妙法を唱え、広布に走る命には、どれほどの力と智慧が漲るか。今この瞬間から、赫々たる希望の太陽が昇る。いかなる試練の冬も変毒為薬して、必ず歓喜の春を勝ち開いていくことができるのだ。
 
戸田先生の生誕の日(11日)には、師恩を偲び、総本部の恩師記念会館で勤行・唱題した。
 師は直弟子に託された。
──人類の幸福と平和の実現こそ、仏法の本義である。ゆえに私に代わって、君は世界に征け! 全世界に妙法を弘め、地涌の菩薩を呼び出せ! と。
以来、60星霜──。
会館には、不二の同志と共に、世界の都市から頂いた800の名誉市民称号の記録が留められていた。
戸田先生がご覧になられたら、どんなに喜ばれるでしょうと、妻が微笑んだ。
全て、わが師に捧げる栄誉である。そして創価家族に贈られた信頼の宝冠にほかならない。
仏法の因果の理法に照らし、この福徳は子々孫々に流れ通うことを確信していただきたい。
 
戸田先生のお好きだった言葉「大立」を私が記した書も、会館に置かれていた。
脇書は「わが友乃 決意を 祈りつつ」である。
大いなる誓願に立つ時、若人の生命は、限りなく大きく、強くなれる。
わが誉れの後継の青年部よ、大きく立て! 大きく立ち上がれ! 
そして世界の友と大きくスクラムを組んで、勇気凜々と朗らかに進みゆけ!