【第43回】​ わが人間革命を朗らかに (2018.8.1)

十年一剣を磨く決意で​
 
原稿の執筆(しっぴつ)も、一文字一文字、 一枚一枚の積み重ねだ。
御書に「衆流(しゅうる)あつまりて大海となる微塵(みじん)つもりて須弥山(しゅみせん)となれり」(288ページ)と仰せである。
どんな小さなことでもいい。 目の前の「一」に挑(いど)む。その繰り返しが、自らの「万」の力を引き出していくのだ。
私は、若き友に「何かの分野で 一番に」「十年一剣(いっけん)を磨(みが)こう」 と呼び掛けてきた。
他人を羨(うらや)む必要などない。 自分らしく、粘(ねば)り強く朗らかに、 たゆまぬ祧戦を開始しよう!
「以信代慧(いしんたいえ)(信を以って慧に 代う)」の英知で価値を創造する 「信心即生活」の賢者(けんじゃ)たれ! 職場と地域で実証を示しゆく 「仏法即社会」の勇者たれ!
 
師弟の未来までの物語を
 
小説『新・人間革命』の執筆を開始して25年——。
広宣流布の万事を託(たく)しゆく若き後継の宝友と、心の対話を重ねる思いで綴(つづ)ってきた。
「一人の人間における偉大な 人間革命は、やがて一国の宿命 の転換をも成し遂げ、さらに 全人類の宿命の転換をも可能にする」この小説の主題を壮大に遂行(すいこう)しゆく、希望の主役こそ、わが青年部である。
月月・日日に誓願の題目で、 自分自身の無限の可能性を解き放ち、人間革命に挑戦するのだ。
師と弟子の勝利の「未来までの・ものがたり」(御書1086ページ) を、世界の友と創りゆこう!