【第44回】​ 正義の言論で不屈の活力を! (2018.8.15)​​

幸と平和の連帯を朗らかに
 
「一念に億劫(おくごう)の辛労(しんろう)を尽(つく)せば 本来無作(ほんらいむさ)の三身念念(さんじんねんねん)に起るなり」(同7903ページ)
若き私が心肝(しんかん)に染(そ)めた御義口伝(おんぎくでん)である。
英知の学生部の友に講義したことも懐(なつ)かしい。 若人に悩みは尽きない。
いわんや、広布に生きる尊(とうと)き青春は、 使命ゆえの労苦も大きい。
その辛労(しんろう)を厭(いと)わず、誓願の題目を唱え抜くからこそ、仏の生命が湧(わ)き出ずるのだ。偉大な人間革命を成し遂げられるのだ。
 
"必ず勝つ"と一念を定めた青年が一人いれば、家庭も職場も社会も、断じて変革できる。
わが生命を元初の太陽の如く輝かせ、幸と平和の連帯を朗(ほが)らたまかに広げてくれ給え!
 
希望と真実の言葉は強し
 
8月24日は、聖教新聞の創刊原点の日でもある。
68年前(1950年)、事業が最も苦境(くきょう)の中、戸田先生が私に構想を語られたのだ。
広宣流布は言論戦(げんろんせん)である。
聖教も、この新報も、世界の機関紙誌も、明確な哲理と不屈(ふくつ)の活力を人々の心に送りゆく、励ましの光源といってよい。
 
そして戸田先生が、「信(しん)なき言論、煙(けむり)の如(ごと)し」と喝破(かっぱ)されたように、邪悪(じゃあく)を鋭(するど)く打ち破(やぶ)る正義の宝剣(ほうけん)なのである。
日蓮大聖人は、「弥(いよい)よ申(もう)し聞(き)かすべし」(御書11231ページ)と仰せになられた。
希望と真実の言葉を皆が待っている。さあ、友のもとへ!