【第49回】声を惜しまず 行学の二道を (2018.11.7)​


励ませば自他共に元気が
 
言葉には不思議な力がある。
「声を聞いて心を知る」(同469ページ)とある通る、真心から発した一言は、相手の生命に響(ひび)く。
励ましとは、声をかけることである。友が大変な時にこそ、 友情の手を差し伸べるのだ。
励ましとは、聞くことである。 寄(よ)り添(そ)って耳を傾(かたむ)けることが、どれほど大きな力になるか。
御聖訓に、「友の喜び友の歎(なげ)き一つなり」(同934ページ〕と仰せである。その通りに、麗(うるわ)しい人間共和の連帯を広げるのが、創価の励まし運動なのである。
誠実に友に語りかければ、 鏡(かがみ)の如(ごと)く自分の心も元気に豊かになる。声を惜(お)しまず、希望の言葉、勇気の言葉を広げよう!
 
 
誓願の一念は変革の力
 
創立の日を目指し広布の拡大に挑(いど)む、若人の躍動が頼(たの)もしい。 各地の青年大会のスクラムも、うれしく見つめている。
青年リーダーの皆が教学試験一級で、尊(とうと)き研鑽(けんさん)を重ねてきた 「観心本尊抄(かんじんのほんぞんしょう)」には、「一身一念法界(いっしんいちねんほうかい)に遏(あまね)し」(御書247ページ)と示されている。我らの一念が全宇宙に遏(あまね)く広がりゆく、深遠に(しんえん)してロマン溢(あふ)れる法理である。
 
なかんずく、誓願の題目から、大なる変革は始まる。因果俱時(いんがぐじ)の法なれば、透徹(とうてつ)した祈りは 必ず成就(じょうじゅ)するのだ。
使命の舞台で必ず勝つ!
緣(えん)する友を断じて幸福に!
月月・日日に、「行学の二道」に励み、朗らかに人間革命を!