2017/05/02 池田先生の揮毫「五月三日」

池田先生の揮毫 永遠の一筆



11   「五月三日」

 絶対の信頼を寄せる関西の地で、友の勝利と栄光を願い、「五月三日」の揮毫を大書したSGI会長。
 それは第3代会長を辞任した翌年の1980年5月3日の事である。
 新たな創価の未来を開いてみせるとの決意が、雄渾(ゆうこん)の肇致(ひっち)に 漲(みなぎ)る。

 この書の脇書には、戸田会長が第2代会長に就任した「昭和二十六年五月三日」、SGI会長が第3代会長に就いた「昭和三十五年五月三日」などの日付とともに、「西暦二〇〇一年五月三日」の日付が厳然(げんぜん)と書き留(とど)められ、その後には「此の日は わが学会乃原点也」と認(したた)められている。

「我ら創価の友はいかなる試練に直面しても原点の五月三日から元初の太陽を心に燃やして勝利へ出発するのだ」とSGI会長。永遠に輝きわたる創価の魂を胸に、師の心を受け継ぐ青年たちの大行進が世界へと広がっている。(グラフSGI

追記
〈座談会 栄光の峰をめざして〉 (2017年5月1日付 聖教新聞)より抜粋
原点の5月3日から師弟勝利の7月へ


 原田 5月の3日──この日は、創価学会の永遠の出発の日であり、広宣流布への決意の日です。
 池田先生は、「広布に生きゆく/我らの五月三日は/なんと晴れやかで明るく/なんと生き生きと/朝日の昇りゆく/心爽やかな/大歓喜の一日であろうか」と詠まれています。 

 長谷川 SOKAチャンネルVODの番組「五月三日」でも紹介されていますが、先生はかつて、「五月三日」との「書」を認められたことがあります。 

 伊藤 揮毫した日付として、「昭和五十五年五月三日 記す」「心爽やかなり 合掌」と書かれているものですね。 

 長谷川 ええ。さらに脇書には、先生にとって、学会にとって、節目となってきた年の「五月三日」が書きとどめられています。 

 伊藤 「昭和二十六年五月三日」──戸田先生が第2代会長に就任された日。 

 永石 「昭和二十七年五月三日」──池田先生と奥さまが結婚された日。本年は65周年となります。 

 伊藤 「昭和三十五年五月三日」──池田先生が第3代会長に就任された日。 

 志賀 「昭和五十四年五月三日」──池田先生が前月の4月24日に第3代会長を辞任され、そのすぐ後に行われた本部総会の日。 

 長谷川 さらに執筆から3年先となる「昭和五十八年五月三日」、そして「西暦二〇〇一年五月三日」の日付が記されています。
 
 原田 「昭和五十八年五月三日」といえば、東京会館(後の東京牧口記念会館)が新たに誕生した時であり、「西暦二〇〇一年五月三日」は、アメリ創価大学の開学式が盛大に挙行された日です。 

 このように、5月の3日には、「学会精神の真髄」があり、「異体同心の究極」があり、「師弟不二の極致」があります。ゆえに、先生は「此の日は わが学会乃原点也」と記されています。