池田先生と京都 (2019.1.18)


威風堂々と勝利の舞を
 
世界の憧れ
日本が誇り、世界が見つめる千年の都・京都。この美しき天地に、民衆の幸と和楽の都を築いてもらいたいと、池田先生はこれまで70回、京都に足を運んでいる。
1989年(平成元年1018日、池田先生は、京都平和講堂の落成を祝賀する京都記念幹部会に出席。
愛するわが地域で勝ちゆけと、友に励ましを送った。後にこの日が1018「京都の日」と制定された。
世界の憧れの京都は、広布の前進にあっても「世界一の京都」であっていただきたい。
その京都で生き、舞い、歴史をつづられている皆さま方である。どうか、幸福に輝く世界第一の「心の皇帝」であっていただきたい。
わが地域を心から愛し誇りとしながら、地域に最大に貢献していこう――こう決めて前進していく人こそ、人生に確かな「幸福」と「広宣流布」の歴史を築くことができる。
そして地域に、多くの友と多くの福運の花を咲かせゆくことができるにちがいない。
住む場所が人の幸不幸を決めるのではない。また、いつも遠くにばかり思いをはせて、足元が見えないようでは、いつまでたっても幸福の実像は結べない。
他の場所ではない。今、自分がいるところを「本有常住」の世界ととらえ、豊かで幸福に満ちた「常寂光土」のごとき地域をつくりあげていくことである。
そこに、それぞれの地域で活躍する妙法の友の使命がある。
 
思想革命の電源地
歴史上、京都は「文化の都」でもあった。
池田先生は1969年(昭和44年)92日、京都市体育館(当時)で行われた第23回関西幹部会に出席。広宣流布こそ大文化建設の民衆運動であるとし、京都の同志に“思想革命の電源地たれ!”との永遠の指針を贈った。
そして最後に「威風堂々の歌」などの指揮を執り、友の勇気を鼓舞。さらにマイクを握り、「京都を必ず日本一、幸せな国土にするぞ!」と呼び掛けると、会場の歓喜と決意は最高潮に達した。
本年、50周年の佳節となる。
文化革命の根本は思想革命であり、さらに究極的には、宗教革命でなくてはならない。
(中略)遠回りのようではあろうが、折伏以外に新しい繁栄、真実の文化の建設はありえないことを知ってほしい。そして、この折伏の実践こそ、根本的な、真実の革新である。
日本の思想界、宗教界の大変革をもたらすのだ、という心意気をもち、団結ある前進をしていっていただきたい。
 
妙法の楽土へ
京都の愛唱歌として誕生した「威風堂々の歌」は、池田先生の提案によって、全国で歌われることとなった。
広布に進みゆく同志を鼓舞するこの歌は、今日まで歌い継がれ、日本のみならず、世界の同志に愛されている。
私もこの歌が大好きで、折あるごとに指揮をとらせていただいてきた。
そして何事に対しても、この歌の心で堂々と恐れなく、一歩も退することなく進んできたつもりである。
(中略)どうか、京都の皆さまは、今後も「威風堂々」の精神で、何ものにも負けず屈しない、誇り高き前進をしていかれるよう、心から念願したい。
妙法を弘める人は、最高に尊貴な存在である。一人、厳然と、そびえ立っていけばよい。
愚か者たちが何を言おうが、何をしようが、悠然と見おろしていけばよい。富士の高嶺から見おろすように。
行動しかない。「百の言葉」より「一つの行動」である。議論ばかりしていても、行動がなければ「机上の空論」である。何の効果もない。
幹部かどうかではない。役職の上下ではない。「行動しているかどうか」である。「自らが動く」以外に仏法はないからである。広宣流布はないからである。本当の栄光もないからである。
 
池田先生は2003年(平成15年)3月、京都の友に長編詩「威風も堂々と生命の勝利の冠を!」を贈り、盤石なる広布の都を築きゆく同志に万感の期待を寄せた。
  
 「広宣流布の闘士として
 名を後世に残しゆけ!」
 この恩師の言葉のままに
 断じて
 妙法の楽土を!
 断じて
 希望の宝土を! と
 「威風堂々の歌」を
 声高らかに歌いながら
 勝ち進みゆく
 京都の勇者たちよ!
             
 栄枯盛衰(えいこせいすい)の理(ことわり)を知る
 聡明で誠実な
 創価の英雄たちは
 ある時は
 左京(さきょう)に 右京(うきょう)に 
 ある時は
 上京(かみぎょう)に 中京(なかぎょう)に 下京(しもぎょう)に
 またある時は
 東山(ひがしやま)に 西京(にしきょう)に
 北区に 南区に
 さらにある時は
 山科(やましな)に 伏見(ふすみ)に 長岡京(ながおかきょう)にと
 同志の金の汗は
 ほとばしった。
 
 そして
 舞鶴まいづる) 亀岡(かめおか)に 
 丹後(たんご) 宮津(みやづえ) 福知山(ふくちやま)にと
 希望の山並みを踏破し
 「思想革命の電源地」たらんと
 栄光と幸福の
 歓喜の花園を築いてきた。
            
 さあ
 京都の偉大な戦友たちよ
 今日も正義の行動を!
 明日も広布の歴史を!
 そして
 世界を驚嘆させゆく
 京都広布の金字塔を
 圧倒的な連戦連勝で
 打ち立ててくれ給え!