【第55回】青年の勇気が 未来を開く​   (2019.3.6)

逆境に負けない賢者たれ
人生は皆、山あり谷ありだ。
ゆえに、順風におごらず、逆風に挫(くじ)けず、断じて負けないことだ。
地道な学会活勳で生命を鍛(きた)え、 同志と共に進むことだ。
戸田先生は「苦難にあった人ほど、それを乗り越えた時、すごい力が出るのだ」と語られた。
人知れぬ苦闘(くとう)もあるだろう。
しかし、断崖絶壁(だんがいぜっぺき)の苦境の中、 一歩も退(しりぞ)かないと決めて立ち向かう中にこそ、真の成長も歓喜も功德もあるのだ。
「夏と秋と冬と春とのさかひには必ず相違(そうい)する事あり凡夫(ぼんぷ)の仏になる又かくのごとし」(同 1091ページ)と仰せの通り、試練の時こそ大転換できる。
「賢者(けんじゃ)はよろこび」(同ページ)と胸を張れ!
 
真心の言葉は力なり
東日本大震災から8年。
わが 東化の青年たちは、幾多の友を励まし、蘇生(そせい)のドラマを綴(つづ)りながら、地域と世界の希望の光源と輝き統けてくれている。
信賴する東北の同志と私は、 立正安国の精神を燃やして戦う誇りを語り合ってきた。
御聖訓には、「法華経を一字一句も唱え又人(またひと)にも語り申さんものは教主釈尊(きょうしゅしゃくそん)の御使(おんつかい)なり」(御書1121ページ)と仰せである。
対話は、勇気の拡大である。
友の幸福と社会の繁栄(はんえい)を祈り、打って出て語る中に、仏の 勇気が涌現(ゆげん)し、波動を広げる。
真心の言葉と、誠実な振る舞いで、大らかに友を包み、自他共(じたとも)に栄え光る宝土を開こう!