2014-01-18から1日間の記事一覧

第2回  賢者はよろこび愚者は退く  (2014.1.11)

中国の古典に、「苟《まこと》に日に新たに、日日に新たに、又日に新たなれ」(金谷治訳)とある。 どんな立場になっても、年齢を重ねても、毎日毎日、変わらなければならない。 日々前進、日々向上、日々戦い、これが仏法の魂だ。 広宣流布という大目的に向…

正義 13 2014年 1月17日

軍部政府によって会長の牧口常三郎らが逮捕されるや、周章狼狽した宗門は、牧口一門の総本山への登山を禁ずるなど、学会との関わりを断とうとしたのだ。 日蓮大聖人の仏法の清流は、正法正義を貫いた牧口と戸田城聖の、創価の師弟によって死守されたのである…

正義 12 2014年 1月16日

国家神道を精神の支柱にして、戦争を遂行しようとする軍部政府は、思想統制のため、天照大神の神札を祭るよう、総本山に強要してきた。 一九四三年(昭和十八年)六月末、宗門は、会長・牧口常三郎、理事長・戸田城聖ら学会幹部に登山を命じた。 そして、法…

正義 11 2014年 1月15日

牧口常三郎の起こした創価教育学会の宗教運動は、長く民衆を支配してきた僧侶によるものではなく、在家、民衆の手による宗教革命であった。 牧口は、日蓮正宗も、時代の変遷のなかで、儀式主義に陥り、葬式仏教化していたことに、強い危惧をいだいていた。 …

正義 10 2014年 1月14日

「仏教の極意たる『妙法』が万民必然の生活法則たることを、科学的に実験証明しよう」 (注1)──それが、牧口常三郎の企図であった。 そして、妙法は、「数万の正証反証(幸不幸)の累積によつて、単なる哲学的なる抽象概念としての真理たるに留まらず、生…

正義 9 2014年 1月13日

牧口常三郎は、一九二八年(昭和三年)、日蓮仏法に深く感銘し、日蓮正宗信徒として信仰の歩みを踏み出す。 しかし、牧口は、既成仏教化した宗門の信心の在り方、つまり「寺信心」に甘んじようとしたのではない。 本来の日蓮大聖人の教えに立ち返り、その御…