2017-03-07から1日間の記事一覧
願くは我が弟子等は師子王の子となりて群狐に笑わるる事なかれ (閻浮提中御書、1589ページ) (通解) 願わくは、わが弟子等は師子王の子となって、群狐に笑われることがあってはならない。 同志への指針 師子王は百獣を恐れない。 大聖人の正統として、…
山本伸一の言葉には、次第に熱がこもっていった。 「広布の旅路には、さまざまな出来事がある。変遷もある。幹部の交代だって当然あります。そんなことに一喜一憂するのではなく、ひたすら広宣流布に邁進していくんです。 それが学会精神ではないですか! 『…
本部幹部会で山本伸一は、新会長の十条潔の登壇に先立ってあいさつした。 マイクに向かうと、皆、緊張した面持ちで凝視した。 「そんな怖い顔で睨みつけないで。新会長誕生のお祝いなんだから。 それに、私も十九年間、会長として頑張ってきたんですから、笑…
激動の一夜が明けた四月二十五日 ──「聖教新聞」一面で、「“七つの鐘”を総仕上げし新体制へ」との見出しで、新会長に十条潔、新理事長に森川一正が就任し、学会は新体制で出発することが発表された。 また、会長を辞任した山本伸一は名誉会長となり、併せて…
四月二十四日の夜更け、山本伸一は日記帳を開いた。この一日の出来事が、次々に頭に浮かび、万感の思いが込み上げてくる。 “本来ならば、二十一世紀への新たな希望の出発となるべき日が、あまりにも暗い一日となってしまった。 県長会の参加者も皆、沈痛な表…
山本伸一が聖教新聞社を出て、自宅に向かったのは、午後10時前のことであった。 空は雲に覆(おお)われ、月も星も隠れていた。 これで人生ドラマの第一幕は終わったと思うと、深い感慨が胸に込み上げてくる。 すべては、広布と学会の未来を、僧俗和合を、愛…
山本伸一は、記者団の質問に答えて、今後の自身の行動について語っていった。 「学会としては、世界の平和をめざし、仏法を基調として、さらに幅広い平和運動、教育・文化運動等を展開していきます。 私は、その活動に時間をあて、行動していきたいと考えて…