2018-04-01から1日間の記事一覧

【第12回】師子王の人生を進め! (2018.3.29)

牛王の子は牛王なりいまだ師子王とならず、師子王の子は師子王となる(日妙聖人御書、1216ページ) (通解) 牛王の子は牛王であり、いまだ師子王とはならない。 師子王の子は師子王となる。 同志への指針 新しい出発の春! 卒業や進学・進級を迎えた未来…

小説「新・人間革命」  誓願 六 2018年3月31日

上野弘治の妻は、山本伸一への手紙に、こう記した。 「宿命と闘った主人は、子どものように純粋で美しい顔でした。 主人は、私たちを納得させて亡くなりました。 信心とはこういうものだ、宿命と戦うとはこういうものなんだ、と必死に生きて生き抜いて教えて…

小説「新・人間革命」  誓願 五  2018年3月30日

組み体操の練習に励んでいた上野弘治が、「気分が悪い」と訴え、救急病院へ運ばれたのは、三月六日のことであった。 いったん自宅に戻るが、意識障害が始まり、再び入院した。 混濁する意識のなかで、「親友が六段円塔の一番上に立つんだ……」と繰り返した。 …

小説「新・人間革命」  誓願 四  2018年3月29日

六段円塔の二段目のメンバーが、上に十九人を乗せたまま、腰を伸ばす。 その足が一段目の友の肩に食い込む。 自分たちが腰をしっかり伸ばしきらなければ、上に乗った人たちがバランスを崩して落下することになる。 歯を食いしばって立ち上がる。 続いて、三…

小説「新・人間革命」 誓願 三  2018年3月28日

「常勝関西」に、さわやかな希望の青空が広がっていた。二十二日午後一時半、関西青年平和文化祭は、新入会員一万人の青年による平和の行進で幕を開けた。 誉れの青春を、真実の生き方を求めて創価の道に進んだ新入会の若人たちが、胸を 張って歩みを運ぶ。…

小説「新・人間革命」  誓願 二  2018年3月27日

第一回関西青年平和文化祭の前年にあたる一九八一年(昭和五十六年)十一月、第三回関西総会に出席するため、大阪を訪れた山本伸一に、関西の青年たちは言った。 「来年三月の関西青年平和文化祭は、『学会ここにあり、創価の師弟は健在なり!』と、満天下に…

小説「新・人間革命」 誓願 一  2018年3月26日

新しき時代の扉は青年によって開かれる。若き逸材が陸続と育ち、いかんなく力を発揮してこそ、国も、社会も、団体も、永続的な発展がある。 ゆえに山本伸一は、常に青年の育成に焦点を当て、全精魂を注いできた。 青年が、広布の後継者として大成していくう…