きょうの聖教新聞 2007・3・20

★名字の言

▼「自分の胸に手を当てて、よく考えてみなさい」。子どものころ親から言われた人もいるだろう。自分の心にウソはつけないということだが、世の中には子どもでも理解できるこの教えを、すっかり忘れている大人がいる

▼ねつ造番組で世間を騒がせたり、中傷記事で個人や団体の信頼を傷つけたりする行為が後を絶たない。近ごろは他人の実績を自分たちが行った言ってはばからない政治家が、各地で市民の顰蹙を買っている。実績、政策の横取りである

▼同じようなことは平安時代にもあった。大干ばつがあって雨ごいが行われた時のことだ。弘法大師が祈雨をしたが、1週間、3週間しても「雨気なし」「雲なし」。3週目、天皇が使者を派遣して違う方法で祈雨を試みると雨が3日間降った。すると「此れをば弘法大師並に弟子等此の雨をうばひとり我が雨として」(御書317ページ)、見事に横取りしたのである

▼いにしえから恥知らずな所業に手を染める人間の、いかに多いことか。そうした大人の姿ほど、子どもたちに悪影響を与えるものはない。自身の「人間革命」こそ、差し迫った重要にして永遠の課題だろう

▼常々、誠実な生き方を学会で学び、実践する私たちの力で、世の悪弊を一掃していきたい。( 弓 )

★中国 華東理工大学で「池田大作桜」の植樹式
 国交正常化35周年を記念し日中の学生が式典に出席
 銭学長「平和と友好の思想を学び人類の繁栄に貢献したい」

★日本と米国の創価大学生が英知の交流
 
★わが友に贈る
 リーダーは
 話に新鮮味を。
 心に感動を与えよ。
 “かけ声”だけでは
 皆が疲れるだけだ。