きょうの聖教新聞 2007・3・23

★名字の言

▼作家の山本周五郎は、「樅の木は残った」等の長編小説とともに、人間味あふれる多くの短編小説で名高い。彼が中堅作家の地歩を固めたのは、第2次世界大戦に突入した時代だった

▼極端な物質統制のため、紙数の圧縮が余儀なくされ、短編小説が要請された。彼は、こうした時代の制約を、文を簡潔にして練り鍛えるため逆に活用し、独特の文体のもととした(『大炊介始末』、木村邇典氏の解説から)

▼どんな目標にも、その達成の過程に障壁はつきものだ。その時、勇気と知恵で立ち向かうのか、それとも、戦わずしてあきらめてしまうのか。その違いで、人生は大きく変わる

▼イタリアの桂冠詩人ペトラルカは「(私は)困難の壁が厚ければ厚いほど、益々熱心にとりくむ」と挑戦の意欲を謳う(E・H・ウィルキンス著、渡辺友市訳『ペトラルカの生涯』)。同じく桂冠詩人である池田名誉会長は、小説『新・人間革命』で「すべての逆境を前進のバネへと転じていくのが、信心の一念なのだ」と綴っている

▼困難に出あった時こそ、信仰の真価が問われる。強き祈りと信念は、必ず前進への知恵と工夫を生む。敢然と学会精神を燃やし、人生の波濤を前進のエネルギーに変えゆく、力強い生き方でありたい。( 道 )

★中国 青島大学の学術誌「東方論壇」 池田目紆余会長を「学術委員」に
 徐 校務委員会主席が来日し 創価大学で授与式

★白樺会が結成21周年
 看護に携わる婦人部の「白樺会」 名誉会長が祝福の句

 妙法流布の白樺会
 生命尊重 健康長者の白樺会
 皆様ありて 創価の勇者は 戦い勝てり
 皆様ありて 広布の師弟は 勇み進まむ
 皆様ありて 我らの大城は 喜び栄えむ

★インドで2万5千人の大文化総会
 SGI会長の初訪問 50周年へ出発
 創価菩提樹園をはじめ全国29会場で
 人間主義の太陽が燦然と!

ウィズダムグループ(日本で学ぶ留学生の集い)
 卒業生大会が21日、東京・新宿区の戸田記念国際会館で開かれた。18カ国・地域の友が記念撮影を行った。

★あの日 あの時 Ⅱ 10完
 池田先生と「さいたま市
 「敵をも味方にした」渉外戦

★わが友に贈る
 春休みは変化の時。
 子どもの繊細な心を
 慈愛の眼で見つめよ。
 温かい心遣いが
 子どもの安心となる。