きょうの聖教新聞  2007・7・18

★名字の言

▼人の心は、人の心でしか動かない。相手を思う一念の深さに、友人も心を開いてくれる。そんな対話を心がけたい

▼日本料理店の3代目の徳岡邦夫氏。祖父から、「工夫して、心くだくる想いには、花鳥風月みな料理なり」と教えられた。この「くだくる」の意味は、大波が岸壁に当たって砕け散るように木っ端みじんになること。たとえ相手に伝わらなかったとしても、それほどの思いで工夫を重ねるのが、料理だという

▼徳岡氏は語る。「いつも101㌫とか102㌫とか、そういうギリギリの危険の淵に立つんです」と。自分自身を追い込んだ時、能力が膨らむという。客が喜ぶためには、心を砕きに砕いて工夫を重ねる。そこに料理人の真髄を見る思いがする(『プロフェショナル 仕事の流儀7』NHK出版)

▼人間は得てして、自身の限界を決めてしまう。その弱い心に、いかに挑戦していくか。ここに人生の分かれ道がある

▼今、各地で友好対話の花が満開に咲いている。素直に話を聞いてくれる友もいれば、耳を貸してくれない友人もいよう。たとえ相手がどうであろうと、友人の幸せを祈り、“心くだくる”思いで対話したことは、まちがいなく友人の心に残るものだ。( 敬 )

★韓国に恒久平和宣言の碑を
 戸田第2代会長の「原水爆禁止宣言」50周年を記念
 1957年(昭和32年)9月8日、戸田第2代会長は、5万人の青年を前に、核兵器は“絶対悪”で あると宣言。

★随筆 人間世紀の光 正義の東海道を讃う  ㊥
 弟子よ綴れ 師弟の勝利劇
 勇敢に 立正安国の師子吼を!

★わが友に贈る
 「大悪をこれば
  大善きたる」御聖訓。
  仏法は「変毒為薬」。
  被災者の方々の健康と
  復興を祈っています!