きょうの聖教新聞  2007・7・19

★名字の言

▼昔、遮断機を、まだ人が上げ下げしていた時代。信州に、どこか行き届いた感じのする、ある乗換駅があった。作家の岸田國士は、駅長からその「踏切警手」の仕事について、面白い話を聞いた

▼「踏切番は、人を通さないのが目的ではなく、人を通すのが目的の仕事である。これをあべこべに考えると、この仕事はダメである」と(『岸田國士全集 第10巻』)。安全に素早く人を通すという心遣い。それを忘れる時、人を制限する一種の優越感が頭をもたげてくるという。これが人間の“弱さ”というものだろう

▼「人を機械のように取り扱う者、その者こそ、冷たい機械である」と池田名誉会長は語る。機械は考えることもいらず、操られるのを待てばいいだけ。人間が人間であり続けるには、人と誠実に接し、思いやる“勇気”がいるのだと思う

▼日本の軍部権力はかつて、国に対する「滅私奉公」を人々に説いた。そのなかにあって、牧口初代会長は「自己を空にせよということは嘘である。自分もみんなも共に幸福になろうというのが本当である」と言い切った

▼「自他共の幸福」という目的を信念にし、行動するのが創価人間主義である。苦難をも糧として、大歓喜の人生を歩めるのだ。 ( 申 )

アメリ創価大学 大学院  オレンジ郡キャンパスで新出発
 今夏 13期生が入学 9月から14期生募集

★「7・19」結成56周年の記念日を祝賀
 花の女子部 青春の宝冠を
 きょう首都圏の代表が完勝大会

★随筆 人間世紀の光    正義の東海道を讃う ㊦
 富士の如く  勝ち誇れ!
 青年の勢いで民衆の力で驀進だ

★わが友に贈る
 女子部は絶対に幸福に!
 人生の根本の土台を
 築く時は今!
 勇気で前進!
 朗らかに勝利を!