きょうの聖教新聞  2007・11・23

★名字の言

▼13歳で真剣勝負に勝って以来、60を越える戦い、すべてに勝ち続けた宮本武蔵。彼は『五輪書』にこう書き残す。「ゐつくはしる手也。ゐつかざるはいきる手也」

▼「太刀のあつかい方にせよ、居着く(固定する)ということを嫌う。居着くということは、死ぬことである。そして、居着かない(固定しない)ということは、生きることだ」と。敵に対しては、あらゆる変化にも対応する用意がなければならないということだ

▼変化をなくしたら、それは惰性であり、停滞である。水に例えれば、流れない水は腐るが、常に流れている水は新鮮で腐敗しない。(桑田忠親著『五輪書入門』)

▼人生にも通じる教訓である。青年であっても、挑戦の息吹を失えば、それは停滞というより、後退であろう。一方、何歳になろうとも、はつらつと挑戦し続ける人は、生き生きと輝いているものだ

▼トインビー博士は記している。「挑戦ー応戦ーまた新たな挑戦というふうに続いてゆくのが生きていることの本質」(長谷川松治訳『歴史の研究Ⅰ』)と。人生は連続闘争だ。試練との戦いかがあるからこそ、喜びも大きいし、充実もある

▼『五輪書』には「今日は昨日の我に勝ち」とも。さあ、今日も成長の一日に。( 心 )

★わが友に贈る
 リーダーは
 民衆の「目」となり
 民衆の「頭」となり
 民衆の「足」となれ!
 正義の道を開きゆけ!