きょうの聖教新聞  2007・11・25

★名字の言

▼集会で気勢を上げる。弁士の雄弁に、聴衆は沸き立つ。が、家へ戻って一人になると、空しい気分に包まれがち。官憲の切り崩しも、そこが狙いであった

▼それゆえ田中正造は演説会が終わると、すぐ懇談会をもったー。城山三郎著『辛酸』は、民衆の機微に触れる正造の戦いぶりを描いている

足尾銅山鉱毒で、栃木県谷中村は衰亡の危機にあった。正造は衆院議員の職をなげうち、村民の救済に生涯を捧げる。時は日露戦争のさなか、国家と財閥を向こうに回しての戦いであった。村民一人一人に注ぐ優しさは、権力への怒りと、表裏一体と言える。その闘志を支えたものは何であったか

▼晩年、正造は聖書に親しむ。それが、すべての苦難を自らの糧とする力となった。座右の銘は「辛酸佳境に入る。楽また其の中に在り」。名も無き村民を断じて守んとした正造の、たぎらんばかりの情熱は、やはりたくましい宗教性を帯びている

▼同時代の米国詩人ホイットマンは、万人のなかに等しく“内なる光”を認めるには宗教的な感性が欠かせないと考えた。だから彼は、新世紀への理念を「宗教的民主主義」と名付けたのだ

▼政治に哲学は不可欠。「一人」を守る宗教的情熱に基づく政治を、国民は望んでいる。( 順 )

アメリカ建国の歴史を刻むペンシルベニア州の州都  ハリスバーグ市から池田SGI会長に顕彰状
 「ガンジー・キング・イケダ展」を記念

★名誉会長がスピーチ 婦人部最高協議会

 記念の句を

  満月や
    地涌の陣列
       輝けり

  満月や
    同志の勝利を
       照らしゆく

  満月や
    我らの勝利を
       讃えなむ

  満月や
    広布の城に
       輝けり

  満月や
    夫婦で見つめて
       握手かな

★きょう全国で任用試験

★わが友に贈る
 教学試験の大成功を
 真剣に祈っています!
 挑戦する皆様
 応援する方々は
 皆が幸福の大哲学者!