きょうの聖教新聞  2008・4・17

★名字の言

桜前線が北上している。本州ではソメイヨシノの開花を追う前線だが、北海道ではエゾヤマザクラチシマザクラ、沖縄・奄美ではヒカンザクラの花に注目する

▼沖縄では、この桜が北から南へと咲いていく。つまり、桜前線は南下するのだ。冬の低温の刺激を受け、花芽が成長するのが、桜の特徴。沖縄北部の山間部のほうが早く寒さを経験するため、花芽がより早期に、つぼみになるというのだ

▼仏法で説く「桜梅桃李」は、それぞれの花が誇らしく咲き香るように、個性が輝く人間主義を強調している。その筆頭に挙げられている「桜」も、じつに多種多様で、一説によると300品種を超える

広告業界の大手企業は、「粒ぞろい」ではなく、「粒ちがい」の人材を求め続けた。「一人としてパターン化した人間はいりません」「起業家精神の旺盛な個の集まりが理想です」と(高橋宣行著『博報堂スタイル』PHP研究所

▼本年度も、新社会人が希望の出発を期した。思い通りにいかず、挫折を味わうことがあるかもしれない。だが、決して地道な努力は裏切らない。努力の開花の時期は、人それぞれが、必ずやって来るーそう信じて、“自分らしさ”を磨く鍛えの青春と期待したい。( 杏 )

★中国 河北大学が授与 池田名誉会長に名誉教授称号
 王学長が出席 創価大学で晴れの式典
 授与の辞 中日友好に傑出した貢献 両国人民の友誼の象徴

★わが友に贈る
 仏法は桜梅桃李。
 人がどうあれ
 自分は自分だ。
 胸を張ってわが道をゆけ。
 挑戦の一日一日たれ!