きょうの聖教新聞  2008・6・13

★名字の言

▼込んだ電車の小さな出来事。座っている女子高校生の前に、老紳士が立った

▼彼女は「どうぞ」と声をかけ、立ち上がった。男性は、快く席に着き、目の前の重そうな荷物を見て、「持ってあげようか」と。少女は「ありがとうございます」と、これまた素直に鞄を預けた。お互いが気持ちよく親切を交わし合うほほ笑ましい光景。そばで見ていた婦人が、「こちらまで心が温かくなった」と語っていた

▼文豪のロマン・ロランは、楽聖ベートーベンのこんな言葉を残している。「親切であるということ以外に、立派な人間であることの証拠はありません」(新庄嘉章訳)。親切心や思いやりの心こそ、人間性の発露である

創価の青年は、その模範。会館の下足入れに同じような靴があると、創価班員が注意を促すメモを棚にそっと張ったり、牙城会の友がトイレのスリッパを人知れずそろえたりする。杖を突いて会合に来たお年寄りが、館内でも使えるようにと、杖の先をふく健気な白蓮グループの姿も

▼きょう13日は「小さな親切の日」。仏法のヒューマニズムが世界に広がったのも、SGIの友が慈悲の精神を胸に、誠実な振る舞いで身近な他者に尽くし、さらに社会に大きく貢献してきた証しである。 ( 杏 )

★台湾で池田SGI会長に顕彰
 台中市北屯区 「文化教育の光」賞
 彰化県ほえん郷 「平和教育の光」賞
 台中市 台中県霧峰郷から感謝状

★わが友に贈る
「悪を滅するを功」
「善を生ずるを徳」
 破折精神を満々と!
 悪を断ち切る
 師子吼を放て!