きょうの聖教新聞  2008・7・26

★名字の言

▼子どもたちの笑顔が耀く夏だ。夏休みといえば、楽しい思い出とともに宿題に追われた記憶を蘇らせる大人もいる。切羽詰って、何日分もの観察記録を書いたりと、つらい日々で休みを締めくくったことも

▼楽しかったけど大変だった。こうした経験から、人は楽しいことと、相反する苦労があることを自然のうちに学ぶ。「楽」と「苦」。言葉を言い換えれば快と不快とも言える。この二つを、どう考えるか

▼牢獄のソクラテスが面会にきた弟子たちと対話。足かせを外された足をさすりながら言った。「苦痛に対して、快は生来なんと不可思議な関係にあることだろう」「まるで、二つでありながら、一つの頭で結合されているみたいにね」(『バイドン』岩田靖夫訳)。足かせによる苦痛の後、外されて訪れた安楽。苦と快は常に一方が表れると他方も表れると

▼毎日、凪だけの海がないように、楽しいだけの人生もない。同じように、苦しいだけの人生というのもありえない。楽と苦は常にコインの裏表だ

▼「苦をば苦とさとり楽をば楽と開き」(御書1143ペー)と御金言にある。苦も楽も人生の実相ととらえ、現実を果敢に戦う生き方を示されている。苦楽の局面に一喜一憂しない力強い人生を歩みたい。( 弓 )

★戸田記念国際平和研究所が国際アドバイザー会議
 創立者の池田SGI会長がメッセージ
 「不戦の世紀」へ 英知と行動の連帯を

★わが友に贈る
 火災に厳重注意を!
 コンセントや灰皿等
 火元の点検を怠るな。
 絶対無事故の祈りで
 一切の油断を排せ!