きょうの聖教新聞 2008・8・27

★名字の言

▼はかりは、物の重さを量れるが、自分の重さは量れない。物差しは、物の長さを測れるけれども、自分の長さは測れないー。江戸時代の儒学者佐藤一斎の言葉である。含蓄があると思う

▼他人と比較することで、自分を知ることはできない。当たり前の話だが、ともすると忘れがちだ。数値だけで「人間」を推し量ることはできない。人が秘める可能性の力は多彩だ

▼歴史に名を残したチャーチルガンジーアインシュタイン、レントゲンなどは、若い頃は落第生だったり、劣等生だったりしたという。しかし、彼らには共通することがあった。それは「自分で自分をあきらめなかった」ということ(『青春対話Ⅰ』)。決して自分を小さく量ったりはしなかったのだ

▼よく「自分はまだまだ」と言う。私たちは、その言葉を、自分で自分に見切りを付ける時に使いがち。そうではなく、着実に粘り強く前へ進もうとする「不屈の言葉」にしたい

▼ロシアの文豪ショーロフ氏は、「我々は皆、『自分の幸福の鍛冶屋』です」と述べている。大切なのは自分を、いかに鍛えるかだ。何事にもめげず、自分らしく努力を惜しまず、己を過小評価しないこと。皆、人間革命していく力をもっていることを、忘れまい。( 申 )

★台湾 渓湖鎮が授与 SGI会長を名誉鎮民に
 鎮長 池田会長の「よき市民たれ」との指針が我々の社会を向上させる

★わが友に贈る
 仏法は「人の振る舞い」
 同志だけでなく
 御家族にも感謝を!
 温かい声を!
 友情と喜びを広げよ!