きょうの聖教新聞  2008.10・29

★名字の言

▼「研究は、やり始めたらやり遂げることが大事」。ノーベル化学賞の受賞が決まった下村脩博士は、答えを得るまで徹して研究を続けた。その情熱に、思わず襟を正した

▼一つのことをやり続ける。トップ棋士谷川浩司九段は、その大切さを先輩棋士から学んだ(『構想力』角川書店)。現役最年長の有吉道夫九段は70歳を過ぎてなお、若手棋士と指し続けた。故・原田康夫九段は引退後も毎日、棋譜を並べて研究した。飽くなき向上心で、将棋の道を歩み続ける。二人の真摯な姿勢に胸を打たれたと、谷川九段は述懐する

▼真理を究める。一剣を磨く。そこに共通する挑戦の心。どんな小さな取り組みであれ、その意欲を保ち続けることは至難の業。しかし、薄れる決意を奮い立たせ、気が向かない自身を叱咤し、再び挑戦を開始する。その一歩は必ず、真の成長へとつながる

▼学会の伝統精神は「勇猛精進」。「精進」とは、純粋に、弛みなく日々、持続すること。牧口初代会長は、青年に力強く語られた。「実行だよ。精進だよ。老人にはなったが、私も実践しています」

▼どんな苦境にあっても雄雄しく立ち上がる。そして、ますます闘士を燃やし、前進し続ける。その姿が、理解の輪を大きく広げる。( 馨 )

★さあ「創立の月」を朗らかに! 新時代第23回本部幹部会
 全世界に対話と友情の道を
 11・18から小説 「新・人間革命」の連載を再開

★わが友に贈る
 我らは永遠に
 「広宣流布」と
 「信心」の道を!
 朗らかに
 前進また前進だ!