きょうの聖教新聞  2008・11・25

★名字の言

▼110年前、27歳の若さで赤痢菌を発見した細菌学者の志賀潔博士。ドイツに留学し、世界初の結核治療ワクチンを発表するなど、目覚しい活躍だった

▼博士は後年、大学の細菌学教室などから講演を依頼され、各地を回った。その際、求められ、好んで記した言葉がある。「先人の跡を師とせず、先人の心を師とsyべし」

▼“先人の業績ばかりに目を向けるのではなく、その心に目を向けよ”。赤痢菌の発見も、自身の栄達のためでなく、病気で苦しむ人を救わんがために研究し続けた成果であった

▼晩年の博士は、赤貧を洗う生活だった。だが死を迎えるまで、専門書を読み、学問と格闘した。自分の学問を通じて、人類の福祉に貢献するーこれが博士の信念だった

▼池田名誉会長の激闘に次ぐ激闘によって築かれた広布の金字塔。それを成し遂げたのは、「民衆を断じて幸福に!」「恩師の構想を断じて実現する!」との大いなる責任感ではなかったか。その魂を学び実践に移してこそ、後継といえる

志賀潔の故郷・宮城県の海沿いの丘に記念碑がある。そこには「自ら信じる所篤ければ 成果自ら至る」との言葉が。人間の強さは、信念の強さで決まる。強固な決意と行動に、結果は自ずと付いてくる。( 城 )

シンガポール人道支援団体 マーシー・リリーフ 池田SGI会長に顕彰状
 「11・18」記念の集いの席上で授与
 国家・文化・信条を超える智慧と行動は人類を鼓舞

★わが友に贈る
 仏法は勝負!
 人生は強気でいけ。
 満々たる生命力
 智慧と工夫で
 道を切り開け!