きょうの聖教新聞  2008・11・28

★名字の言

▼フランス料理で「パルマンティエ風」といえば、ジャガイモ添えの意。「パルマンティア」は、18~19世紀に活躍した農学者の名前。彼は、いささかユニークな方法で、フランスにジャガイモを普及させた

▼イモを植えた土地を、わざと柵で囲い、昼間はものものしい警備の兵に守らせる。そして、夜間は警備の手を抜く。“うまいものにちがいない”と思った人々が自由に“持ち去る”ことができるように・・・。こうして、実際に食べた人から、その評判が広がっていった(伊藤章治著『ジャガイモの世界史』中公新書

▼ジャガイモは、見た目の悪さから奇病の原因と噂されたりした。そんな偏見や迷信を打ち破り、世界各地に広まった原動力は、食べた人の実体験と、飢饉や戦争の際に民衆を飢えから救った“事実”にほかならない

日蓮大聖人は「今世に眼前の証拠を現した人が、この経を説かれる時には、信じる人もいることであろう」(御書1045ページ、通解)と仰せ。“実証”こそ、万人を納得させゆく、広布の推進力である

▼良識豊かな振る舞い、誠実な仕事ぶり、勝利の結果、功徳の体験・・・。私たちの周りには、「眼前の証拠」が満ちている。ともどもに、創価の真実の姿を証明しゆく日々でありたい。( 糀 )

★新対談 21世紀のナポレオン
 歴史創造の精神を語る

★わが友に贈る
 「陰徳あれば
 陽報あり」
 感謝の心が
 磁石の如く
 福運を引きつける!