きょうの聖教新聞  2009・7・24

★名字の言

▼勝負に挑む時の彼女の心境を一言で表すと「嬉しくてならない」だった。800メートル走で銀メダルを取り、日本人初の五輪メダリストとなった人見絹枝である

▼1928年(昭和3年)のアムステルダム五輪。世界の壁は高かった。しかし彼女「あれだけ努力し期待した事が、この調子ならいよいよ一週間とたたないうちに、あのスタジオで実現するのかと思うと嬉しくてならない」「私はベストを尽くそう」。弾むような足どりで、会場に向かった(人見絹枝『炎のスプリンター』)

▼体格のいい選手、経験のある選手は、山ほどいた。が、すべてをやり切った彼女は自信をもち、喜びをもって戦った。彼女は「世界のヒトミ」と仰がれた

鎌倉時代日蓮大聖人は、邪僧との言論闘争を控えた弟子の弥三郎を激励された。「今まで生きながらえてきたのは、このこと(今回の法論)にあうためである」「勝利して名を上げるか、敗れて名を下すかの境目である」と(御書1451ページ、通解)。今月の座談会拝読御書の一節である

▼ここ一番の大勝負。人生も、広宣流布の戦いも、何より、「断じて勝つ」と腹を決めることである。さあ、喜び勇んで打って出よう。「私はベストを尽くす!」と胸を張って。( 鉄 )

★北欧 フィンランド SGIが宗教法人に
 模範の市民として貢献 人間主義の哲学で平和を

★わが友に贈る
 勝利の武器は
 「勇気」の二字だ!
 創価スピリットで
 大胆に進め
 未曾有の自分史を!