きょうの聖教新聞  2009・7・25

★名字の言

▼「甘酒」は夏の季語か?冬の季語か?答えは「夏」だ。意外に思ったが、江戸時代は真夏の飲み物だったというのである

▼当時の甘酒は、現在の酒粕を溶かしたものとは違って、炊いたお米に米麹を加え、一日、発酵させたもの。そうすると、ブドウ糖やビタミンB類、アミノ酸などを豊富に含む。いわば、夏バテ防止の栄養ドリンクだったのである(小泉武夫著『発酵は力なり』NHK出版)

▼お米が栄養満点の甘酒になるには「発酵」が必要だ。発酵の原理は、微生物がかかわるという点では「腐敗」と同じ。違うのは生成されるものが人間に有益か有害かだという

▼思い通りに事が進まない時、気が滅入ることを「腐る」という。腐敗から転じた意味だ。一方で、思い通りにならない困難であっても、それを克服し、勝利感が味わえれば、それは「発酵」といえるのではないだろうか

▼池田名誉会長は友に語った。「『あえて苦労に』『あえて苦難に』挑んでいただきたい。そのなかから、自然のうちに、リーダーシップは育っていく。発酵していく。鍛えられていく」と。どのような状況であっても、「あえて挑戦しよう」という気持ちで進もう。この心こそが私たちにとって、最も豊かな滋養となる。( 申 )

★台湾 緑島郷が池田SGI会長に感謝状
 会長の思想は  人生の夢の実現へ 希望勇気をくれた

★わが友に贈る
 心を打つものは
 心である。
 自らの感動が
 友の胸を揺さぶる。
 最大な随力演説を!