きょうの聖教新聞  2009・11・17

★名字の言

▼「どんぐりの背比べ」と言えば、どれもこれも平凡で優れたものが見当たらないことのたとえ。しかし、その平凡な実に、個性的な知恵が秘められているらしい

▼栄養豊富でおいしいドングリは、野生の動物たちの大好物。子孫を残す大事なタネを食べられては、ドングリの親木も、さぞ困るだろうと思いきや、さにあらず。ある動物の習性をうまく利用することで、ドングリは発芽する機会を広げるのだ(鷲谷いづみ著『タネはどこから来たか?』山と渓谷社

▼リスやネズミ、ホシガラスなどは、冬に備えて餌のドングリを土中に貯蔵する。ところが、彼らはそれを忘れてしまう。うまく埋めてもらったドングリは、首尾良く発芽するという寸法だ。絶妙な共生関係というほかない

▼トゲや毒で武装する代わりに、ドングリは実の中に、おいしい栄養をいっぱい蓄える。そうすることで動物に好まれ、命を継いでいく

▼人間も、外面ではなく、内面を豊かにすることによって、困難を乗り越えていく強さが生まれる。信心は心を豊かに飾る。池田名誉会長は「ありのままの自分のなかに、永遠の宮殿ができる」と。私たちが目指すのは、仏という「偉大な凡夫」。わが身を強く、美しく輝かせていく民衆運動である。( 申 )

★ブラジルの太陽の街が 池田SGI会長に名誉市民証
 「全人類のために対話で人間主義を展開」
 アララクアラ市から外国人初の栄誉

★わが友に贈る
 変化の時こそ
 新しい飛躍が
 できる時だ!
 わが使命の舞台で
 勝利の旗 振れ!