きょうの聖教新聞 2010・3・24

 
 
★名字の言
 
▼米大リーグ・エンゼルス松井秀喜選手は4年前、捕球の際に左手首を骨折。手術した腕の中には今なお、骨を固定しているボルトとプレートが残されている
 
▼常に前向きな姿勢でと心掛けてきた。だが、けがのショックは大きく、すぐには気持ちを切り替えられなかったという。そんな彼を救ったのが担当医師の言葉。「骨折した箇所は、前よりも強くなるよ」
 
▼そのひと言が、逆境のとらえ方を一変させた。けがをしたからこそ得られるものもあるはず、と。その後、両膝とも手術したが、前よりも強くなってグランドに戻るんだとの決意は揺るがなかった(『信念を貫く』)
 
▼ひと言で、悩める友の心が軽くなる場合がある。あるいは、解決への糸口を見いだすきっかけを与えたり、新たな挑戦に躊躇する背中を後押ししたりも。ましてや、友を思う真心から発せられた言葉は相手の心に必ず届く
 
▼体験談の取材で人生の転機を聞くと、多くの人が「あの励ましがあったからこそ、今の自分がある」と語る。苦悩の渦中にある人にとって、励ましの言葉は前進への支えだ
 
▼御聖訓に「声仏事を為す」(御書708ページ)と。日々の一語一語に大きな力があることを確信し、力強く対話に励みたい。 ( 馨 )
 
★南米ボリビアから平和貢献を讃え 池田SGI会長夫妻に3つの感謝状
 生命尊厳の哲学と文化を発信
 
★わが友に贈る
 リーダーならば
 勇敢に打って出よ!
 自らが壁を破った
 喜びを語るのだ。
 率先の行動者たれ!