きょうの聖教新聞  2010・4・18

     名字の言
 
     実社会の荒波の中で、純粋さを守ることに悩む青年に出会った。会社組織の論理に打ちのめされ、自分の存在の小ささを痛感。自らが汚れていくように思えてならないという
     人に会うのがつらくなってきた、とも。潔癖であるために他者との交わりを避け、自分の世界に閉じこもると楽だというのだ。しかしそれでは、お気に入りの服を汚したくないから着ない、という理屈と同じで、本末が転倒している
     池田名誉会長は「御書と青年」の中で「はたらく」とは「はた(周囲)を楽にすること」という考え方を紹介している。人のため、社会のために働くという一念の違いが、苦境を打開していく
     人と積極的にかかわることで純粋さが失われるわけではない。泥水の中から清純な輝きを放ち開花する蓮華のように、世間の中で奮闘してこそ、自分ならではの純粋な花を咲かせることができる。大乗仏教が説く「如蓮華在水」こそ、目指すべき純粋さのモデルであろう
     清々しい花は、周囲を明るく爽やかにする。自分がその存在になっていけばいいのだ。そのために自身が成長し、逞しくなっていきたい。純粋さは守るものではなく、自らが周囲に伝え、広げていくものである。 ( 悠 )
 
     世界祝賀!第3代会長就任50周年 創価の師弟の大勝利宣言を
創立80周年記念第4回全国青年部幹部会 新時代第39回本部幹部会
 若き力で次の50年を勝て
 
     わが友に贈る
時代を創るのは
青年の勇気だ!
真正の弟子が立てば
道は必ず開かれる。
君よ 断じて続け!