きょうの聖教新聞  2010・4・29

 
 
★名字の言
 
▼「演技がかっている」と言えば、一般には偽りなどを連想させ、あまり良い印象を受けない。だが、劇作家の福田恆存氏は人間は特定の役割を演じて生きていく演劇的な動物と訴える
 
▼人間は本来、自分は意味のある存在であるとの実感を求まる。この実感は、自分が置かれた環境下で、自らの役割を演じきる中で感じるもの。自分の役割を捨てて、他に自由を求めても、決して生きがいを感じることはできない(「福田恆存評論集4』)
 
▼現実は思い通りにならないことが多い。今の自分は本当の自分ではない、なぜこんな目にと境遇を嘆くばかりでは、人生の舞台を降りるのと同じだ
 
▼仏法では、菩薩は衆生を救済するために、自ら宿命を背負って生まれることを願うと説いている(願兼於業)。いわばあえて苦労を演じていると言えようか。自分で背負った宿業ならば乗り越えられないはずはない。当に人生は劇。主役は自分自身。今いる場所が使命の舞台であり、苦難こそ最大の山場となろう
 
▼池田名誉会長は、「人のため、妙法という大法のためーこの広宣流布の尊き使命に奮い立つ時、わが人間革命の劇が始まる」と。われら一人一人が、広布と人生の勝利劇の主人公である。 ( 弘 )
 
日蓮大聖人「立宗の日」を慶祝
 池田名誉会長は創価学会第2別館  原田会長は学会本部で勤行会
 
★わが友に贈る
 自分自身を
 日々変革しよう!
 「一歩前進」の
 若々しい気概で
 対話の最前線へ!