きょうの聖教新聞  2010・5・19

 
 
★名字の言
 
万葉集に「子らを思へる歌」がある。「瓜食めば/子ども思ほゆ/栗食めば/まして思はゆ」。瓜も栗も、当時は珍味。それを口にすると、あの子にも食べさせてあげたいと、わが子の顔が思い浮かぶ。親心は、時代を超えて共通だ
 
▼だが、今、子どもに対する痛ましく悲惨な事件が絶えない。それは親心を忘れた、大人の問題である。子どもを大事にしない社会に、将来はない。地域が一丸となって、未来の宝との認識に立って、接し、はぐくむことが第一歩であろう
 
▼大阪のある壮年は、幼いころに両親と別れ、祖母の世話に。その後、入会した。地元の地区部長は「体は大丈夫か?」と気に掛け、会合では「この子は地区の宝」と紹介し、期待を寄せてくれた。彼は感謝の心で立ち上がり、学校の教員に。今、地区部長としても活躍している
 
▼「大白蓮華」のグラビアには毎号、未来部員に対する池田名誉会長の励ましのドラマが紹介されている。合唱団の中に、ぶかぶかの革靴など借り物を履いていたメンバーを見つけ、激励した話(2月号)など、真心の行動は、常に具体的だ
 
▼子どもたちに限らず、すべての人に励ましの手を差し伸べていく。それが未来の勝利を決する方程式である。 ( 立 )
 
★米サンフランシスコが平和・文化・教育貢献を勝算
 市が宣言「5・3」を「SGIの日」に
 国連協会「池田大作の日」と決定
 
★わが友に贈る
 師弟の太陽よ
 千葉の天地に昇れ!
 完勝の朝を開け!
 誉れの弟子らしく
 猛然と勝ちまくれ!