【第34回】 人材の牙城たれ 宮城  2010-10-4

歴史を飾れ! 青年ならば
 
青葉の森に 誓いたる
我等の誇り 忘れまじ…
  
 東北の歌「青葉の誓い」の演奏が、横浜港の大桟橋に力強く響きわたった。
 昭和57年(1982年)7月19日の午前8時。600人を超える青年を乗せた客船「ゆうとぴあ」号が、颯爽と入港したのだ。
 約1万トンの船の側面には巨大な横断幕が掲げられていた。「宮城県男子部洋上研修 2001年へ希望と友情の船出!」
 2年間で2000人の部員増加を成し遂げ、洋上研修に臨んだ。「師匠に勝利の結果を報告する」。これが参加者の熱い思いだった。
 この日、神奈川での交流を終えた友は、東京・信濃町の学会本部へ。幹部会を意気高く行った。その後、聖教新聞社を見学するために移動した時である。
 全身を感動と緊張が貫いた。目の前には、出航前から友を激励し続けてきた名誉会長の姿があった。
 「歴史を築いてくれて、ありがとう!」
 遠来の労をねぎらう名誉会長。そして呼びかけた。
 「2001年までの歴史の証しとして、記念写真を撮ろう!」
 参加者は現在、21世紀の広宣流布の中核を担うリーダーとして活躍する。