小説「新・人間革命」 人間教育7 2月23日

女子部は、美しき創価の花である。
 大ブロックなどの座談会に、彼女たちがいるだけで、その笑顔を見るだけで、皆の心は和み、さわやかな春風に包まれる。
 女子部に限らず、男子部、学生部等にも、独自の活動がある。そこに力を注ぐことは当然だが、各部のメンバーが一堂に会する、創価家族の集いである座談会には、積極的に参加していくことが大事である。
 座談会は、創価学会の大地である。この大地がよく耕され、肥沃になってこそ、木々も生い茂り、花も咲き、果実も実るのだ。
 女子部員にとって、座談会を楽しく有意義なものにするためには、壮年や婦人と連携を取り合い、意見を反映させていくことが必要である。壮年、婦人は、その意見に、よく耳を傾け、取り入れていくべきであろう。
 女子部は、学会の大事な宝である。未来を担う創価若木である。
 壮年、婦人は、その女子部員一人ひとりを育てるために、最大に心を配っていかねばならない。
 特に、婦人部の応援は、女子部が成長を遂げていくうえで、不可欠といってよい。
 女子部の場合、幹部であっても、年代が若いだけに、結婚をはじめ、人生の諸問題については、十分な指導やアドバイスができないこともある。
 そうした時に力となるのが、人生経験豊かな婦人部幹部の存在である。
また、女子部員が友人に、弘教をする時にも、婦人の話が、大きな説得力となる場合もある。さらに、入会に際して、両親の理解を得るにも、婦人などの協力は欠かすことができない。
 婦人部は、女子部の姉であり、母であるとの自覚で、誠心誠意、励ましていくことだ。
 時には、婦人部と女子部の幹部が、一緒に女子部員の激励に回ることもよいだろう。
 ともあれ、青年たちの息吹があふれた大ブロックには、希望と躍動と未来がある。
 女子部員の、明るい、一言の決意が、皆を元気づけ、勇気を与えることも少なくない。