【第24回】 「後継の道」を真っすぐに 2013-2-20

誓いと戦いを受け継げ
「後継」とは、単なる継承ではない。
それは、「誓い」を受け継ぎ、「戦い」を受け継ぐことである。
私は、恩師・戸田城聖先生の誓いと戦いを、すべて受け継ぎ、一人立ち上がった。
どんな広宣流布の闘争でも、常に先陣を切った。大変なところや、皆が避けるところに、勇んで飛び込んで、勝利の実証を示してきた。ゆえに、何も恐れるものはない。後悔もない。
青年部の諸君は、この誇り高き後継の道を、胸を張って晴れ晴れと進んでいただきたい。そして、「私は勝った!
我らは勝った!」と満天下に言い切れる青春を、勇敢に走り切っていただきたいのだ。
 
徹して一剣を磨き抜け
眼前の課題に挑み、一剣を磨き抜くことだ。
それぞれの道で、最高峰を目指すことだ。
創価の君たちは、使命が大きいゆえに、苦労もまた大きいに違いない。しかし、「鉄(くろがね)は炎(きたい)打てば剣(つるぎ)となる」(御書958㌻、「佐渡御書」)と仰せである。今の持てる力を、思い切り出し切るのだ。
その労苦の中でこそ、人間が磨かれ、信心の確信もつかんでいける。自分自身を宝剣の如く鍛え上げることができる。
昨日の自分を超えよ。一歩前進するのだ。今日突破できなければ、明日また戦えばよい。
波瀾万丈の激戦の中で、歯を食いしばって、勝利と栄光の土台を築き上げるのだ。
 
今こそ歴史を残せ
師匠の一番の喜びは、弟子が勝利の証しを打ち立ててくれることだ。
「従藍而青(じゅうらんにしょう=青は藍より出でて、而(しか)も藍より青し)」である。弟子が自分以上に立派に育つことが、師の願いであり、祈りである。
戸田先生は「大作は、私が言ったことは、すべて実現してきたな。冗談さえも本気になって実現してしまった」と喜んでくださった。
青春の「今」が、勝負の時である。
私は、愛する君たちの前進を見守っている。わが後継の友よ、悩みの嵐さえも、雄々しき喜びに変え、不滅の歴史を残してくれ給え!