【第29回】 三世を照らす明鏡 (2014.9.12)

法華経は人の形《かたち》を浮《うか》ぶるのみならず・心をも浮べ給へり、 心を浮ぶるのみならず・先業をも未来をも鑒《かんが》み給う事くもりなし(御義口伝、725㌻)
通解 法華経は、人の容姿を映すだけでなく、心をも映すのである。しかも、現在の心だけでなく、過去世の業や未来の果報までも、ありありと照らし見ることができるのである。
同志への指針
確固たる哲学は人生の明鏡である。法華経は我らの色心のみならず、三世まで映し出しす最極の明鏡である。
 御本尊を信じ、唱題していけば、現在の自信の生命を正しく見つめることができる。生命の因果を知り、過去からのいかなる宿命をも転換することができる。そして、未来に向かって最高無上の福徳の軌道を、真っすぐに歩んでいけるのだ。