小説「新・人間革命」広宣譜19 2014年 12月9日
「白蓮グループ」は、学会本部をはじめ各地の会館で、会合の受付や整理役員などの任務を担当してきた。
彼女たちの、さわやかで、はつらつとした凜々しい姿は、多くの学会員の希望であり、誇りとなっていた。
伸一は、〝学会の宝〟である、清らかな〝白蓮の友〟を守り抜こうと、固く心に誓っていた。また、彼女たちを讃え、励まそうと、愛唱歌の作詞作曲を進めてきたのである。
一、ふじの花手に ひとみ清らか
心美しく 地涌の友まつ
優しく強く 人と人との
とびゆく蝶は けなげに舞わん
二、白ゆりを胸に 姿りりしく
疲れたる友に さわやかな声
星は光りて 月は語りぬ
ああ この汗に 満ちたるかんばせ
三、白蓮の華は 幸の香りも
しずかに流れゆく 城と城をば
涙の人をも 喜びゆかんと
晴れの姿を 見おくる姫らは
「白蓮グループ」は、八日、東京・荒川文化会館で、グループの日を記念して総会を開催。藤色の制服に身を包んだメンバーが、弾ける笑顔で、「星は光りて」を大合唱した。
歌いながら、皆が〝白蓮〟の崇高な使命と伸一の思いを〓み締めていた。
そして、彼女たちは、“疲れた友にも、涙の人にも、さわやかな声で、晴れやかに蘇生の風を送ろう”と、深く心に誓うのであった。