【第41回】 真心の供養に無量の功徳が (2014.12.19)

ひとつのかたびら・なれども法華経の一切の文字の仏にたてまつるべしるこの功徳は父母・祖父母・乃至(ないし)無辺の衆生にも・をよぼしてん
(さじき女房御返事、1231ページ)
 
通解
 1枚の帷子(かたびら)ではあるが、法華経の一切の文字の仏に供養したことになるのである。この功徳は、あなたの父母、祖父母、さらに、実に多くの衆生にも及ぶことは間違いない。
 
同志への指針
 
 真心には、必ず真心で応える。これが仏法の人間主義である。
 日蓮大聖人は、女性門下の尊き志(こころざし)を最大に賞讃なされ、その功徳が限りない福徳の門を開くことを示されている。?
 妙法を弘める「仏の世界」を守り、支える功徳は、父母はもちろん、無量無辺の眷属(けんぞく)にも伝わる。
 一人の信心の志が、万人の幸福へと広がるのである。