【第66回】 君よ広布のロマンを語れ (2015.1.22)

御書に、「今の乱れた世にあっては、これということがなくても、仏道を求める心が起こるであろう」(1083ページ通解)と仰せである。
混迷(こんめい)を深め、不安が高まる社会にあって、心ある人々は確かな拠(よ)り所を求めている。
時代の闇を(やみ)破リ、希望の未来を照らす光源は、いずこにあるか。それは、正しき生命尊厳の哲学を学び、実践しゆく青年である。
君たち、貴女(あなた)たちの命に燃ゆる大情熱こそが、凍(こご)えた世を温(あたた)める炎(ほのお)なのだ。
 今こそ、青年が青年に、理想と確信を、広布のロマンを語る時である。弾(はず)む心で、励ましの声を響かせ、一人一人の生命が特つ偉大な力を生き生きと躍動させていくのだ。
 
信心はわが生命を黄金に
 
妙法を弘めゆく人こそ、最も尊貴(そんき)である。
広布に生き抜く人こそ、最も幸福である。
日蓮大聖人は、仏法に命を棒(ささ)げることは、「石に金を・かふる」に等しいとされ、「なげかせ給うべからず」(御書891ページ)と言われた。
信心を貫き通していけば、わが生命を必ず黄金に輝かせていける。
自分を卑下(ひげ)してはならない。悩みも願いも、御本尊に祈り切って、自分らしく「当たって砕(くだ)けろ」の勇気でぶつかっていくのだ。