【第6回】 御書根本に今日も一歩を   (2015.2.23)

仏法は「声仏事を為す」(御書708㌻)と教える。声の力で仏の仕事ができるのだ。
心から出た言葉は心に届く。たった一言でも、生きる力になる。友に温かな声を掛け、励まし社会を創っていきたい。
苦しんできた民衆が断じて幸福になる世界を!──その師の心を抱《いだ》いて、私たちは行く所、行く所で、一人一人の友の幸を願い、対話を広げている。それは常に御書根本の前進である。
「湿れる木より火を出《いだ》し乾ける土より水を儲けんが如く強盛に申すなり」(同1132㌻)
関西の同志と心肝に染めた御聖訓である。どんな局面にあっても、強情なる祈りがあれば、必ず突破口は開かれる。不可能を可能にする信心だ。信心だけは、一歩も引いてはならない。必ず変毒為薬できる。強く賢く、朗らかな楽観主義で進むのだ。
生き生きと舞を舞うごとく、歓喜と勝利の歴史を築こう!
 
「ただ心こそ大切なれ」(同1192㌻)。その「心の財《たから》」の大長者こそ、わが敬愛する多宝会・宝寿会・錦宝会の皆様である。なかなか若いころのようにいかない場合もあろう。しかし心は自由だ。祈りは無限だ。
自らが苦労してきた分だけ、仏の心で、苦しんでいる友を激励し、守っていける。
皆、仏子であり、使命の人だ。偉大な地涌の菩薩である。
朝な夕な読誦する法華経寿量品には「慧光照無量 寿命無数劫」(慧光の照らすこと無量にして 寿命は無数劫なり)と説かれる。
励ましの人は若い。広布に生きる一日は、永遠に輝く一日だ。青年と共に、若々しく命を光らせ、最高の人生を飾りゆこう!