【第10回】 異体同心で常勝の大行進 (2015.3.22)

「3・16」から「4・2」、そして「5・3」へ、学会は大いなる前進の節を刻む。
もうすぐ桜の春が来る。恩師・戸田先生の雄姿を思い出す。
民衆を苦しめる邪悪と戦われた師であった。巌(いわお)のごとき信心の先生であられた。
世界広布、立正安国を願われた師を偲(しの)び、私は先日、恩師記念会館で全同志の健康と幸福と勝利を祈念した。
思えば、昭和33年(1958年)3月16日、広宣流布の記念式典に、全国から6000人の青年が電光石火で集った。
今、あの誓いのままに、戦う心を燃やす多宝の友がいる。勇んで駆け付ける心意気を継ぐ、頼もしき後継の勇者がいる。
恩師は青年を信じ、愛し、大激励された。励ましを送ろうと自ら大太鼓を打ち鳴らし、その雄渾(ゆうこん)の響きに思いを込めた。
前進だ! 追撃だ! 最激戦地へ打って出よう! 勝利、勝利のリズムで進め!――と。
私も同じ心である。
嵐も怒濤(どとう)も乗り越えて、青春の命で生き抜こう。闇が深いほど、希望の夜明けは近いのだ。
 
戸田先生は烈々と叫ばれた。
「師と苦楽をともにする弟子たれ! 師と目的をともにする弟子たれ! 師と勝利をともにする弟子たれ!」と。
この心で私は全てに勝った。
大変であればあるほど、強盛の信心を奮い起こし、いよいよ喜びをなして、勇み戦い、断じて勝つ! これが常勝の魂だ。
何があろうとも、我らには題目の師子吼(ししく)がある。異体同心の団結がある。何も恐れるものはない。断じて負けない。広布の行動は、全部が仏縁になる。諸天を動かす。功徳に変わる。
今再び「異体同心なれば万事を成(じょう)し同体異心なれば諸事叶う事なし」(御書1463㌻、「異体同心事」)との大確信で、「いざや前進」だ。
忙しい時こそ励まし合い、讃え合って歴史を創ろう。常勝の太陽の皆さん方の健康と、満々たる生命力の行進を祈ります。