【第13回】 前進! 不屈の団結の力で  (2015.4.11)

武蔵野の春の光にあふれた東京・八王子の天地を、私は妻と共に訪れた(9日)。大学のキャンパスでは、植樹から40年の年輪を刻んだ、日中友好を謳(うた)う「周桜(しゅうざくら)」を仰ぎ見た。向学の息吹に燃える新入生にもお会いした。若き皆さんの凛々(りり)しい心意気が頼もしかった。
創大も、短大も、世界市民の最高学府として、目を見張る大発展の姿が、うれしい限りだ。
百花瞭乱(ひゃっかりょうらん)の人材城を、創価教育の先師・牧□先生、恩師・戸田先生が、どれほど喜ばれることか。
恩師は、後継の友が成長し、勝利することを、一番、楽しみにされた。私も同じ気持ちだ。
わが胸に恩師の声が響く。
「我らは勝つために生まれてきた。途中に何かあろうが、最後に勝て! 断じて勝て! 最後に勝てば、全部、勝利なのだ」
愛する君よ、貴女(あなた)よ、使命の青春を勝利の歴史で飾れ!
 
広宣流布の闘士の殿堂・東京牧口記念会館では、日本と世界の全同志に、和楽あれ、ご多幸あれ、勝利輝けと祈念した。
広場にある、馬上の若きナポレオン像の台座には、彼の言葉が記されている。
「世界には二つの力しかない。 『剣』 と 『精神』 の力である。そして最後は 『精神』 が必ず 『剣』 に打ち勝つ」と。
一切に打ち勝つ究極の精神の力が、信心である。
日蓮大聖人は「力あらば一文一句なりともかた(談)らせ給うべし」(御書1361㌻、「諸法実相抄」)と仰せになられた。皆が力を出し切り、正義と真実を語り切っていこう。
それが全て自他共の幸福の種となる。時代を変え、諸天を動かし、功徳の花を咲かせる。
苦難と真正面からぶつかって、題目を唱え切るのだ。苦しみが大きいほど、その後にくる楽しみも大きい。どんな時も、勇気ある信心を貫く人が、勝利者だ。
進もう、不屈の団結の力で!