【第14回】広布に戦う「心の財(たから)」は無量 (2015.4.19)

 
仏意仏勅の創価学会が誕生して、今年で85年になる。
また、殉教の牧口先生の後を継がれた戸田先生が、戦後の焼け野原で、学会再建に一人立たれて70年――。さらに、共戦の同志と共に、私が第3代の前進を開始してより55年である。
今、創価人間主義スクラムは、世界192力国・地域に広がった。仏縁を結び、皆の心に幸福の種を蒔(ま)いている。これほど偉大なことはない。
全ては、わが同志の「信心の勝利」「団結の勝利」である。
健気(けなげ)な陰徳の行動に、陽報は計り知れない。「かく(隠)れての信あれば・あら(顕)はれての徳あるなり」(御書1527㌻、「上野殿御消息」)である。
広布のため奮闘する一人一人に、「心の財」は無量であり、その福徳は、仏縁を結んだ友にも、勝ち開いた地域にも、必ず大きく広がる。
今世の使命の闘争に「賢者はよろこび」(同1091㌻、「兵衛志殿御返事」)と、いよいよ励まし合いながらの勇猛精進を頼みます。
 
一人を大切にする。
誰人(たれびと)も尊重する。
その人間尊敬の真髄こそ「不軽菩薩」の実践である。最高の「人の振る舞い」である。立正安国を願い、臆さず誠実に、真心を尽くして対話をする。相手がどうあれ、聡明に自信満々と、信念を語り切るのだ。これが自他共に「仏になる道」だ。
勇敢に大目的を目指す中で、自身の悩みも見おろす境涯を開き、人間革命ができる。
日蓮大聖人は池上兄弟の団結の戦いを讃え、「未来までの・ものがたり(物語)なに事か・これにすぎ候べき」(同1086㌻、「兄弟抄」)と仰せになられた。
これ以上ない晴れの舞台で、極楽百年にも勝る一日一日の大功徳を、仲良く楽しく積みながら、末法万年尽未来際まで輝きわたる広布の物語を、一丸となって勝ち綴(つづ)ろう!
皆が健康で、無事故で、一人ももれなく所願満足の大功徳を受け切っていかれるよう、日々題目を送っています。