【第25回】 清々しい勤行で大成長の夏 (2015-8.8)

厳し.暑さが続いている。
わが友が体調を崩さず、健(すこ)やかな日々であるよう祈り念じています。
勤行・唱題は健康の源泉である。
きょうも「御本尊に向かおう」「題目をあげよう」――その一念に色心が輝き、生命力が増す。
日蓮大聖人は仰せである。「題目を唱える声は、十方世界で届かぬところはない」(御書808㌻、通解、「御講聞書」)
妙法は全宇宙に通ずる。朗々たる音声(おんじょう)は諸天を動かす。題目に勝る力はない。
苦しければ苦しいまま、うれしければうれしいまま、子どもが母親を求めるように、ありのままの思いを込めて、御本尊を信じ抜き、祈り抜くことだ。
 
私たちが勤行で読誦(どくじゅ)する法華経寿量品には、こうある。
「一心欲見仏 不自惜身命 時我及衆僧 ?出霊鷲山」(一心に仏を見たてまつらんと欲して 自ら身命を惜しまざれば 時に我れ及び衆僧(しゅそう)は ?(とも)に霊鷲山(りょうじゅせん)に出(い)ず)
幾重(いくえ)にも意義深い文(もん)である。
戸田先生は、この経文などについて講義され、御本尊を拝めば、気がつかなくとも、自分の生命の中に御本尊が現れると教えられた。そして、 我々の体に大聖人即御本尊の力が満ち満ちてくる と結論された。
朝夕の勤行は、壮大な法華経の会座(えざ)に参列し、久遠元初に立ち還る厳粛な儀式である。
わが生命に仏の智慧と力を限りなく涌現し、自らの現実の舞台を寂光土へと変えていく絶対勝利の起点なのである。
勤行は一家和楽のリズムでもある。夏は、未来部のお子さん方をはじめ、家族で勤行するチャンスだ。
白馬が大草原を駆けるような清々(すがすが)しい勤行で、黄金の価値が光る大成長の日々を送りたい。
希望輝く人間革命の大道を、共に祈り進んでいこう!