【第67回】 青年の宝は「信頼」   (2015.10.22)

いかにわろくとも・わろきよし人にも又上《かみ》へも申しさせ給うべからず候、よきところ・よきところと申し給はば又かさねて給はらせ給うべし(四条金吾殿御返事、1183㌻)
 
通解 たとえどんなに悪い土地であっても、悪いということを、他人やまた主君に言ってはならない。良い所、良い所と言っていれば、また重ねてたまわることもあろう。
 
同志への指針
 青春は、思うようにいかない境遇との戦いだ。嘆かず、怯まず、その境遇を勝ち開いていく力が創価である。
 戸田先生は「青年の一番の宝は信頼である」と言われた。それには、愚痴を排し、一つ一つ約束と責任を誠実に果たすことだ。「よきところ・よきところ」と信心の眼《まなこ》で捉え、祈り切り、戦い抜くことが、必ず人間革命の光となることを忘れまい。