【第37回】拡大の旗高く前進!前進!  (2015.12.12)

 わが故郷であり、恩師・戸田先生と初めてお会いした東京・大田区に立つ文化会館を、久方《ひさかた》ぶりに訪れた(9日)。    恩師記念室で勤行・唱題し、愛する大田の同志、そして全国・全世界の創価家族の健康・幸福・勝利を強く深く祈念した。
 蒲田支部が弘教で壁を破った「2月闘争」の歴史を留める展示を、妻と懐かしく拝見した。誉れある「蒲田支部旗」と男子部の「第1部隊旗」もあった。
 当時、私は、師と不二の心で拡大の突破口を開いた。
 前進! 前進! 喜びあふれる共戦の友の声が蘇ってくるようだった。今再び、広宣の拡大の旗を高く掲げて進みたい。
 御聖訓には仰せである。
 「南無妙法蓮華経と我も唱へ他をも勧んのみこそ今生人界の思出《おもいで》なるべき」(御書467㌻)
 広布に戦った思い出は、後になるほど輝きを増す。仏縁を結んだ人は、大事な眷属となる。
       
 この一年、新しい地涌の人材が陸続と立ち上がった。皆、本当によく頑張ってくれている。
 日蓮大聖人は、池上兄弟と夫人たちの信心の団結を「未来までの物語として、これ以上に素晴らしいものはない」(同1086㌻、通解)と賞讃された。
 いついつまでも讃えられる、私たちの勝利の物語を、仲良く朗らかに綴っていきたい。
 戸田先生は、逆境と闘う友を励まされた。「苦しみが大きければ、大きいほど、その後にくる楽しみも大きい。苦しさと、真正面からぶつかって、南無妙法蓮華経と唱え切りなさい。どんなときも、御本尊を忘れるな」
 いかなる宿業をも断ち切る利剣が、題目と折伏である。
 さあ明年へ、広布と人生の希望の旗をともどもに掲げよう!
 寒いので、体を大事に。
 法のため、友のため、社会のため、未来のために、思い切り戦おうではないか!