【第14回】 希望と勇気と確信の声を (2016.5.14)

熊本地震から、1カ月──。いまだ避難されている多くの方々のご健康、そして災害の終息、生活の復興を祈ってやみません。
熊本、大分はじめ愛する大九州の宝友が、「大悪をこれば大善きたる」(御書1300ページ)との御金言を抱き締めて、一刻も早く安穏な日々を取り戻され、自他共の幸福と凱歌の人生を飾られるよう、強盛に祈念し続けております。
大震災を乗り越えてきた兵庫と関西の同志、東北の同志、さらに全国・全世界の同志が、「負けんばい!」と踏ん張る不撓不屈の九州家族に届けと、題目を送っています。
 
日本中で正義の対話を拡大されゆく皆さんの尊き奮闘を、御本仏・日蓮大聖人がいかばかり讃えておられることか。
あらゆる諸天善神が、はたまた十方三世の仏菩薩が、わが同志を厳然と守りに護ることは、絶対に間違いありません。
60年前の「大阪の戦い」で拝した御聖訓を、あらためて共々に胸に刻みたい。
「各各なにをかなげかせ給うべき、迦葉尊者にあらずとも・まいをも・まいぬべし、舎利弗にあらねども・立ってをどりぬべし、上行菩薩の大地よりいで給いしには・をどりてこそいで給いしか」(同ページ)
いかなる試練にも、地涌の菩薩の大生命を燃え上がらせながら、立ち向かい、歓喜踊躍の勇気で、智慧で、忍耐で、勝利の舞を堂々と示し切っていく。これが学会精神です。
我らには、一切を変毒為薬の力に転じゆく「誓願の信心」があります。
「声仏事を為す」(同708ページ)であるからこそ、希望の声、勇気の声、確信の声を、明るく力強く響かせて、励まし合っていきたい。
 
我ら創価家族は、使命大なるがゆえに労多き人生を、誇りとし、名誉としながら、未来まで仰がれゆく、新たな広布拡大の金字塔を打ち立てるのだ。
苦楽を分かち、「異体同心の団結」の底力を、今こそ思う存分に示しゆこう!
どんな苦難にも負けない立正安国の社会を、共々に創り開こうではないか!