【第90回】 壁を破れ! 道を開け! (2016.2.17

一日一日が建設そして勝負
  青春は一日一日が建設である。勝負である。
 「報恩抄(ほうおんしょう)」には、「極楽(ごくらく)百年の修行は穢土(えど)の一日の功徳に及(およ)ばず」(御書329ページ)と記(しる)されている。
  広宣流布の大理想に向かって、仏道修行に励(はげ)む青年は、それだけ忙(いそが)しいし、苦労(くろう)も多い。
 しかし、だからこそ、かけがえのない充実がある。計(はか)り知れない功徳を積める。
  君の今日の挑戦が、広布の一歩前進だ。
 あなたの明日の勝利が、創価家族の希望だ。
  朗々(ろうろう)たる勤行・唱題で、大宇宙のリズムと合致(がっち)して、一日一日の目標と課題に、生き生きと粘(ねば)り強く挑(いど)みゆこう!
   
 白蓮姉妹よ幸福の華の舞を
 今、広布の華(はな)・白蓮(びゃくれん)グループの乙女(おとめ)たちが、全国各地で、はつらつと新出発している。
 仲良く励(はげ)まし合いながら、尊(とうと)き使命を果たしてくれているスクラムに、感謝は尽(つ)きない。
「御本尊(ごほんぞん)を中心とした団結ほど、この世で強く、固く、美しい団結はない」と語られた戸田先生も、どれほど喜ばれていることか。
 法華経には「如蓮華在水(にょれんげざいすい)<蓮華の水に在(あ)るが如(ごと)し>」と説かれる。
 たとえ、泥沼(どろぬま)のような現実社会にあっても、白蓮姉妹(びやくれんしまい)は、誇(ほこ)り高き名前の通り、必ず最も尊貴(そんき)な幸福の華(はな)の舞(まい)を広げていけるのだ。
 どうか、自信とロマンに胸を張って、ますます明るく朗らかに前進していただきたい。
 
 祈りこそ勝利の究極の力
  日蓮大聖人は、「はげみをなして強盛(ごじょう)に信力(しんりき)をいだし給(たも)うべし」(同1192ページ)と仰せられた。
 祈りこそ、勝利の究極(きゅうきょく)の力である。
 妙法への「信」を深めて題目を唱え、「断じて勝つ!」と決めれば、いくらでも智慧(ちえ)が湧(わ)く。困難であればあるほど、勇気が漲(みなぎ)る。
  我らには、無敵の信仰がある。どんな苦境(くきょう)も突破(とっぱ)できないわけがない。ゆえに、「異体同心の祈り」から出発するのだ。
 誰よりもまず、青年が最前線を走り、連帯を広げる。そして壁(かべ)を破(やぶ)り、道を開く。この師弟(してい)の2月の伝統を、愛する君たちに託(たく)したい。